タケユー・ウェブ日報

Ruby on Rails や Flutter といったWeb・モバイルアプリ技術を武器にお客様のビジネス立ち上げを支援する、タケユー・ウェブ株式会社の技術ブログです。

Chromeでビデオ/音声入力する機能開発の時にオーディオ入力として任意のWAVファイルを使う方法

タケユー・ウェブ株式会社ではWebRTCを利用したブラウザベースのライブ配信サービスの開発運営を行っています。

お客様から、「ステレオ音声配信を行いたい」というご依頼があり、この機能開発を行う必要がありましたが、弊社にはステレオマイクはありません。 適当なステレオ音源をマイク入力の代わりに使いたいところです。

そんなときにはChromeのフェイクデバイス機能を使います。

録音を行うChromeの起動オプションとして --use-fake-device-for-media-stream--use-file-for-fake-audio-capture=file.wav を渡します。

私の環境はWindows なのでこんなコマンド

"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --use-fake-device-for-media-stream --use-file-for-fake-audio-capture="C:\Users\takeyuweb\Channel_Test_Once_LR.wav"

こうするとマイク入力のデバイスに Fake Audio Input を使用できるようになり、選択した音声ファイルの内容が繰り返しマイク入力として流してくれます。

ちなみにステレオ音声ファイルはこちらのサイトのものをダウンロードさせて頂き、WAVに変換して使用しました。